Jリーグの秋春制移行 海老沢 泰久=文 text by Yasuhisa Ebisawa photograph by KYODO 2008年12月25日 +zoom 筆者プロフィール 海老沢泰久 (えびさわやすひさ) 1950年茨城県生まれ。國學院大学大学院卒。'88年『F1地上の夢』で新田次郎文学賞受賞。'94年『帰郷』で第111回直木賞受賞。著書に『監督』『美味礼讃』など。現在、初の時代小説「青い空」(文藝春秋)が好評発売中。 今年の8月に川淵三郎氏から日本サッカー協会会長を引き継いだ犬飼基昭氏が、Jリーグのシーズン移行を唱えている。現在は3月から12月にかけておこなわれているが、それを2010年から、8月末から翌年の6月にかけておこなうようにするというものだ。 これはヨーロッパ型のスケジュールで、代表チーム同士の国際試合も、選手の移籍期間の設定も、そのスケジ