さおちゃん、お疲れ様―。10日、現役引退会見に臨んだレスリング女子の吉田沙保里さん(36)には、高校時代に6回告白して6回フラれた同級生の男性がいる。後に国民栄誉賞を受賞する五輪V3女王が「きんちゃん」との呼称で熱烈に想(おも)いを寄せた三重県名張市の会社員・北森久史さん(36)が、スポーツ報知の取材に応じ「結婚して、第2の吉田沙保里を育ててほしいです」と女性としての幸福を願った。 霊長類最強女子がマットを去ることを表明した8日午後、北森さんはLINEを送った。「さおちゃん、本当にお疲れ様でした」。すぐに返信があった。「きんちゃん、ありがとう」 今も吉田さんとの友人関係が続いている北森さんは「東京五輪を目指すと思っていたので予想外でしたけど、今はただ『お疲れ様でした』とだけ伝えたいです」と話した。そして、引退会見で「女性としての幸せ」を願ったクラスメートに思いを重ねた。「やっぱり結婚して幸