ロックとはなんだったのか? 情熱的に語られがちなロックを、冷静に、理性的に、「縁側で渋茶をすするお爺さんのように」語る連作エッセイ。ロックの時代が終わったいま、ロックの正体が明かされる!? 人間がなぜ歌を唄うのか? という話はかなり根源的で、単に唄うだけではなくゴリラのパント・フートのように仲間と集まって皆で我を忘れてノリノリになるという点が重要である。ロックコンサートに行ったことのある人なら体験的に知っていると思うけれども、皆でノリノリになると一体感が生まれますね。そして、大勢でノリノリになった時にヒトは、個人の力ではできないようなことを達成してしまう力がある。基本的に道徳心のあるヒトが、戦争とか暴力革命、クーデターみたいな野蛮なことをやれてしまうのは、集団でノリノリになるからだろう。 ヒトはチンパンジーやゴリラと同じように集団生活する動物だが、ヒトが作る集団はチンパンジーやゴリラとは違
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