玉木林太郎・元財務官はロイターとのインタビューで、新体制が始まった日銀の金融政策について、現行の大規模緩和の修正に早めに着手すべきと指摘した。写真は東京都内の日銀本店。1月18日撮影(2023年 ロイター/Issei Kato) [東京 20日 ロイター] - 玉木林太郎・元財務官はロイターとのインタビューで、新体制が始まった日銀の金融政策について、現行の大規模緩和の修正に早めに着手すべきと指摘した。中でも長短金利操作(YCC)の見直しが最優先で、秩序を保ちつつも市場が織り込まないよう不意を突く形で打ち出す必要があるとした。 現在は国際金融情報センター理事長を務める玉木氏は、日銀について「新総裁就任でモメンタム(勢いが)あるが、半年や1年たつと消えてしまう。ずるずると現行の政策が抱えている課題を蓄積しないように多少の痛みあってもやるべきことをやる必要がある」と述べた。 米銀2行の破綻などで
財務省が22日に発表した2022年度の貿易統計で、貿易赤字が過去最大となる21兆7284億円となった。月別の貿易赤字も20カ月連続で赤字基調が常態化している。 日本は第2次石油危機後の1981年度以降、貿易黒字を積み重ねてきた。赤字が続くきっかけとなったのは2011年の東日本大震災だ。 各地で原子力発電所が停止したため、代替手段として火力発電所の依存度が高まり、原油や液化天然ガス(LNG)の輸入額が大きく増え、13年度にかけて貿易赤字が膨らんだ。 エネルギーを始めとした資源が国内に少なく、輸入に頼る構造はいまも変わらない。そんな中、ロシアのウクライナ侵攻によって、世界的な資源高となり、日本への影響は特に大きかった。 輸出では、日本の産業構造の…
かつては10兆円を超える貿易黒字が続いていた、“貿易立国”日本。 しかし、今はそうではありません。 20日、2022年度の貿易統計が財務省から発表され、貿易赤字は20兆円を超えて過去最大となりました。 なぜこれほどの貿易赤字になったのか? 今後の日本はどうなるのか? 専門家の見解や企業の反応交え、詳しくお伝えします。 貿易赤字過去最大 その額は21兆円超 日本の2022年度の輸入額は、原油などエネルギー価格の上昇や記録的な円安もあり、120兆9550億円と過去最大となりました。 一方、輸出額は、自動車や半導体などの電子部品が伸びて、99兆2265億円とこちらも過去最大に。 しかし、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は、21兆7285億円と過去最大の赤字となりました。 赤字額は2021年度の3.9倍、過去最大だった2013年度の赤字額と比べても7兆9000億円余り多くなっています。
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