週刊少年ジャンプ・ジャンプSQ.・少年ジャンプ+編集部は、2020年度より、漫画家を対象とした創作講座「ジャンプの漫画学校」を開講しています。 第1期の全10回の講義より、一部を抜粋し、本ブログで順に公開していきます。 今回は「作家編①」から稲垣理一郎先生の講義の一部を紹介いたします。 稲垣先生が語って下さったノウハウや考え方が、クリエイターの皆様の漫画制作の一助になれば幸いです。 【講師】 ・聞き手/週刊少年ジャンプ 本田佑行(担当編集) 通る企画を支える、大量の描きたい「タネ」! 本田 『アイシールド21』『Dr.STONE』はまったく違うジャンルで、企画の立て方や発想もそれぞれ異なる印象ですが、稲垣先生はどのように考えられたのでしょうか? 稲垣 僕がこれから話すことは自分自身には当てはまる、ケースバイケースのものです。まず『アイシールド21』を「第7回ストーリーキング・ネーム部門」に