西武池袋本店の改装計画をめぐり、地元の豊島区長が異例の反対を表明し、大きなニュースとなっている。まちづくりの専門家である木下斉さんは「どのように改装するかは、デパートの自由だ。政治家が嘆願書や記者会見で民間企業に圧力をかけるのは間違っている。結果として池袋の沿線住民が損をするだけだろう」という――。 「嘆願書」や「記者会見」で民間企業に圧力 池袋駅東口にあるデパート・西武池袋本店の改装計画をめぐり、豊島区の高野之夫区長が嘆願書を提出したことが話題になっています。 同店は、セブン&アイ・ホールディングスの傘下の「そごう・西武」が運営していますが、その「そごう・西武」は先月、アメリカの投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループに売却されることになりました。 フォートレスは、ヨドバシホールディングスと連携し、百貨店と家電量販店の融合した店舗を展開する方針です。これに対し、豊島区長が記