大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。いつも飲食店を取り上げることが多いのだが、今回は銭湯だ。といっても、僕が発見したとき、すでにそこは銭湯跡地だった。 かろうじて、「光月湯」という文字が見えた。 新宿から上野に引っ越してきた当時は、とにかく日々歩き、写真を撮った。これを撮影したのは2014年8月28日だ。 コインランドリーが併設されていたようだ。住居表示が入谷二丁目12とある。すぐにスマホで検索してみた。 〈光月湯(台東区入谷)〉 2008年(平成20年)の8月27日で廃業したようだ。 光月湯という、ちょっと素敵な名前の銭湯だけれど、この名前を町の名前からきている。 このあたりはかつて浅草光月町といった。 名前の由来
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