北海道には「ノサップ・ミサキ」「ソウウンキョウ」「ソウヤ・ミサキ」「トウヤコ」「ワッカナイ」「ノボリベツ」といったアイヌ語を語源とする地名が多く残されています。そしてそれぞれの言葉は、アイヌの人たちの自然観に基づいた、その場所にちなむ深い意味を持っているんですね。 例えば「ノサップ・ミサキ」の「ノ」は「岬」、「ソウウンキョウ」や「ソウヤ・ミサキ」の「ソ」は「滝」、「トウヤコ」の「ヤ」は「岸」を指しています。 また、アイヌ語の「川」には「ベツ」と「ナイ」の2種類あり、「ベツ」は水かさが増すとすぐに氾濫してしまう危険な川、「ナイ」は岸がしっかりしていて、洪水に強い川を現わしています。つまり、「ノボリベツ」や「石狩川」の古い言い方である「イシカリベツ」という名前は、それらの川が、洪水の危険をはらんでいるという意味が込められたもの。 一方、アイヌ語では「水」にも「ワッカ」と「ベ」という2種類あり、
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この語彙数推定テストは, NTTコミュニケーション科学基礎研究所が, 単語親密度(NTTデータベースシリーズ「日本語の語彙特性」第1巻・単語親密度 [天野,近藤 (1999) 三省堂])を利用して開発したテストです(特許第3331286号)。 このテストは、新明解国語辞典第四版(三省堂)を基準にしています。よって、ここで推定される語彙数は、あなたが新明解国語辞典第四版(三省堂)の見出し語を何語を知っているかを意味します。 固有名詞や複合語など、この辞書に収録されていない単語を知っていても推定される語彙数には含まれません。 テストの詳細については、こちらの解説をご覧ください。 NTTデータベースシリーズ「日本語の語彙特性」の詳細は、こちらの解説をご覧ください。 テスト開始/ テスト2/ テスト3 NTTデータベースシリーズ「日本語の語彙特性」は、 三省堂より刊行。 出版に関する資料請求
面白いとは何だろう?「知識」のプライオリティは下がっている町山智浩さんのブログを読んでいたら、興味深い一節に突き当たった。 オイラはものをあまりよく知らない。昔はそれを恥ずかしく思っていたし、よくバカにされてきた。でも、今はなんとも思わない。なぜなら、ネットの時代、知識は誰でも簡単に拾えるようになったので、知識そのものに価値がなくなったからだ。いや、それは言い方が違うな。本当に物知りなのか、ネットで拾っただけの知識なのか見分けることが困難になったからだ。ちょこちょこっと検索して、それを散りばめれば物知りに見える文章は作れる。「鎮」という漢字が読めない知ったかぶり「雑学王」 - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 なるほどこれは確かにそうかも知れない。インターネットやIT機器の発達で、情報というものはこれまでと比べて格段と調べやすく、また引き出しやすい環境になった。だから、以前のようにそれを
ら抜き言葉は、いまでは老境にさしかかった「戦争を知らない子供たち、すなわち私たちの世代でも、実は珍しくなかった。 「ら抜き言葉」とは、「ここに車、止めれる?」のように、ある世代以上の人にとって普通だと考えられる表現から見れば、「ら」が抜けているように見える表現のことである。しかし、それを「ら抜き言葉」と呼ぶのが適当かどうかは、かなり疑わしい。単に「ら」を抜くだけなら、「鈴木先生が来られた」「まずいところを見られた」といった表現も「来れた」「見れた」というはずであるが、そんなことは絶対に無い。これは、前者が尊敬、後者が受身の意味だからであり、「ら」が抜けるのは「10分以内に来られる」「この動物園ではパンダが見られる」のような、可能の意味のときだけに限られる。 そう考えるなら、「ら抜き言葉」という現象は、「ら」を抜くことに本質があるのではなく、可能の意味をそれまで同じように表現されていた尊敬
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