本年度のカラヤン本で個人的に一番星はコレ 証言・フルトヴェングラーかカラヤンか 川口マーン恵美 「カラヤン」「フルトヴェングラーとカラヤンの比較」本は世にあまたあり今さら取り上げる必要性はあまり感じません。しかし今回読んだ「証言・フルトヴェングラーかカラヤンか」は今までとは違う切り口で語っておりおもしろい。なにより”証言”というのが大きなみそであります。それでちょっと取り上げることとしました。 さて本書で扱っている証言で語っているのは両巨匠(もしくはカラヤンのみ)の指揮の元演奏したベルリン・フィルのメンバー。 証言はフルトヴェングラー派の権化今は亡きテーリヒェンから始まります。痛烈なカラヤン批判の中には音楽的というよりは個人的な恨みのニュアンスも感じられたりしてなまなましい。そのテーリヒェンはカラヤンに対して批判的な著書を出版して他のメンバーから怒りをかっていることが他のメンバーの証言から
![証言・フルトヴェングラーかカラヤンか 川口マーン恵美](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/126e9c63960837b5815901e11e1f6c1303c17f2b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.seesaa.jp%2Fimg%2Fogp_logo.png)