11月11 離婚事件に見る裁判所の運用に対する男性側の不公平感の所在とそれに対する弁護士の説明 カテゴリ:法律の話 裁判所は、離婚事件において、 きわめて女性に有利な判断を下す傾向にあります。 たとえば、子供の親権、DVの保護命令、母親からの子供の引き渡し請求 などです。 男性が親権を取ろうと思えば、 別居に際して、現実に子供を引き取り、 きちんと養育できているという実績がほとんど必須であり、 かつ、 女性側に養育に支障をきたす事由がないと、 結構厳しいかと思います。 他方で、親権は女性側に譲るとした場合、 男性側の最後の砦として、 面接交渉権というのがあります。 これは、近時の家裁の運用では、 認める傾向が顕著です。 ただ、女性側がかたくなに拒み、 審判になったとしても、 間接強制(あわせない場合に金銭の支払いを命じる強制方法)が関の山ですから、 実効性が弱いのです。 ちなみに、 DVの