また,平成20年ヒアリング3頁には,司法試験は,「原則的な規範について,修正がきくかというのを問うている」という記述があります。 ここから導かれるのは,まず,①原則的な規範を理由付きで理解し,次いで,②それを修正する理由を学ぶ必要があるということですね。大切なのは,相場観から外れるような審査基準,例えば,職業選択の自由や財産権,生存権につき,A厳格審査基準を適用するような答案を書かないことでしょう。また,必ず,原則的な規範を「理由」付きで説明すること,そこから修正するのであれば,その「理由」を説明することが肝要です。
![『第5回 違憲審査基準の使い分け』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ab63b6d2e83f19ebca2ea3535e6807185293203c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstat.profile.ameba.jp%2Fprofile_images%2F20181222%2F14%2Fa8%2FUQ%2Fj%2Fo02750275p_1545455491992_kqify.jpg)