国際ビジネスを勝ちぬく交渉術について今日はお話しします。「英語の方が日本語より論理的であるから、常にWhy-Becauseで考えよ」と言われています。ここではもう一歩踏み込んで、3回続けてWhy と聞かれても大丈夫なだけの準備をすることを薦めます。これができれば、あなたはそれだけで優秀なビジネスマンです。 Whyで攻め立てるのが英米人の強み ある映画で見たシーン。カリフォルニアの大学生の男女が痴話げんかしているところです。 女:「あなたなんか嫌になった。時間にルーズだし、傲慢だし。別れるわ」 男:「Why?」 というものでした。 ぼくはこの男の発言にあきれてしまいました。女は既に別れたい理由をはっきり明示しているのです。今さらなぜWhyとその理由を尋ねるのでしょうか。 ぼくがこの映画のシーンを紹介した理由は、これが典型的なアメリカ人の交渉の様子を示しているからです。すなわち、「ここではWh
46 証明責任とその周辺概念の論理プログラミングによる定式化 論説 I. はじめに II. 論理プログラミングによる定式化 III. 証明責任にかかわる概念の定式化 1 暫定真実 2 法律上の推定 3 間接反証 IV. 主張責任と間接反証との関係 1 主張責任と証明責任の分離 2 主張責任と間接反証 V. 関連研究 VI. 結論 補遺 A. default(F) が not prove(-F) であることの証明 補遺 B. 暫定真実における 2 つの論理式の 同値性の証明 補遺 C. プログラム I とプログラム II の 等価性の証明 I. はじめに 本論文では,我々が以前行った論理プログ ラミングによる証明責任の定式化 1) 2) を用 いて,暫定真実,推定規定,間接反証などの 証明責任周辺概念ならびに主張責任などの主 張立証にかかわる他の責任概念を定式化でき るかを検討する。 裁判
2010年11月14日03:14 カテゴリ 法的推論 最近法のはなしをよくきく。そういえば法律家?がつかう推論を論理で「形式化しよう」というはなしがだいぶまえからあったな〜とおもい、しらべたので簡単にまとめてみた。メモ。 新田先生の本にある事例で説明する。 「車は進入禁止」 を論理式でかくと、 (∀X)車(X)→進入禁止(X). なのだが、これがやっかいで ・概念があいまい:この車ってものの概念があいまいなので、たとえばバイク(X)→車(X)というようにいちおう用意しないとだめ。 ・ルール間に矛盾がある:たとえば、表現の自由VSわいせつ物。仮に同じ行為をしても、これらを論理で記述したら、矛盾する。 こういう話をふまえて、これらを解消するためにとられている方法があってこのはなしがわりと面白い。 ・解釈の生成:帰納推論がつかえる。たとえば、車といっても自転車はどうなの?飛行機はどうなの?といっ
「東大教授が新入生にオススメする100冊」に、必ず登場する名著。 本書は、安直ビジネス書に群がり、カモにされているカモリーマン向けではない。週末にナナメ読んで、「なんとなく分かった気分になる」自己満足を目指していない。1問1問、エンピツとノートを準備して、101問すべてに取り組むべし。「解説書なんかいくら読んだって論理の力は鍛えられない。ただ、実技あるのみ」のとおだ。やれば、やった分だけ向上する。 大きく2部に分かれており、前半は、接続詞に注意して正確に議論を読み取り、その骨格をつかまえるトレーニング。そして後半は、演繹と推測の適切さを論証し、さらに論証を批判的にとらえる訓練をする。すべて、①練習問題→②自力で解く→③解説と答えあわせのくり返し。章末に、ちとムズめの問題が待ちかまえており、③の理解を確かめることができる。200ページたらずの薄手の本なのに、中はどろり濃厚で、「飛ばして」「ナ
論理学の良いところは、トレーニングの効果が絶大なところだ。 たとえれば、論理学は一種の「高地」トレーニングなので苦しいが、これによって思考の「心肺機能」がアップする。 思考が「息切れ」しにくくなる。そして「登坂力」が増す。 微細な違いに気付く力や、筋が混み入った話への感受性も高まる。 学術書の類や、日本語とは思えない悪文を読むのに、きつい坂道を上るような苦しさを感じている人は、最もその効果を実感できるだろう。 しかし論理学を学ぶ人はあまり多くない。 独習は不可能ではない。 というより、自分で問題を解かないことにはどうにもならないので、習うにしろ、自分一人で取り組まなくてはならない時間が多い。 科学哲学者の内井惣七氏は、論理学の学習について、次のように言っている。 ・問題を山のように解かないと、論理学が身に付くはずがない。ぼーっと、本を眺めてマスターできるのは、フォン・ノイマンみたいな悪魔だ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く