「箱庭オーディオ」に注目した理由 オーディオに「箱庭」とか「盆栽」と称されるジャンルがあることをご存知だろうか? 確立された定義はないものの、フルコンポ(幅42cm)やミニコンポ(フルコンポの半分程度)よりさらに小柄で、いうなれば弁当箱サイズの筐体だが、プリアンプやパワーアンプ、DACなどと自由に組み合わせられるオーディオコンポとしての性格を持つ。実際に聴いて楽しめるミニチュアオーディオ、といったところか。 いま、その箱庭オーディオが熱い。いま、といってもいきなり現れたわけではなく、製品カテゴリーとしてはだいぶ以前から存在したが、誰しも自宅滞在時間が長い昨今、インドア指向のうえ場所をとらず価格は手頃、結果(音質やビジュアル)もわかりやすい点が受け、人気が集まっているのだ。 男もすなる箱庭オーディオといふものを...というわけで、筆者も手を出すことに。ただ闇雲に手を出しても仕方ないため、5万