数週間前から、喉の腫瘍で治療の余地がなく、家で療養していたムンクが6月7日の1時半に永眠しました。10歳。猫にしてはちょっと早い。 その日、いつもより早く就寝しようと布団にいく前に我が家の1Fで静かな呼吸で眠るムンクを撫でて、おやすみを伝える。もう見えてるかギリギリの状態だけど顔をあげて掠れた声でニャオと鳴く。ここ数週間、鳴くことすらできなかったムンクが2、3日力を振り絞って鳴いていた。 布団に入るもなかなか寝付けず、うっすら夢を見た。 外は雨で、今日もお散歩行けないな、なんて思ってムクリと起きた。時計を見ると1時27分。なんだかザワザワして、もしかしてムンクがそろそろ逝ってしまうのかもと思った矢先、階下でいつもの元気なムンクの鳴き声が二回ひびく。 妻を起こして急いでムンクがいる部屋にいく。電気をつけて、大丈夫?と話しかけたその時に、目から光がふわりと消えた。寝たまま動けないままのムンクが