中日の井上一樹外野手(38)が25日、今季限りで現役引退を表明した。25日の阪神戦後にナゴヤドームで会見した井上は「悩みに悩んだが9月になって引退を決意した。ドラゴンズのユニホームを脱いで終わるのが最高と思った」と話した。 井上は鹿児島商高から投手として89年のドラフト2位で入団したが、2年間で9試合登板し、通算1敗と振るわなかった。94年から野手で1軍に登場。99年には開幕21試合連続安打をマークし、リーグ優勝に貢献した。06、07年には中日選手会長になりファンサービスに努めた。今年は出場23試合にとどまり41打数3安打、打点5。プロ20年の打撃成績は通算1213試合に出場し3129打数863安打、79本塁打、349打点(今年の記録は25日現在)。【村社拓信】 【関連ニュース】 プロ野球:中日が2年ぶり優勝 ウエスタン・リーグ 中日:新たに2軍選手3人が新型インフル感染…計8人に