中部空港、定時帰宅で1億円節約 仕事の無駄発見も2009年1月18日8時4分印刷ソーシャルブックマーク 中部空港を運営する中部国際空港は15日、残業代の抑制のため、グループ企業を含む全従業員に定時退社を徹底する取り組みを始めたことを明らかにした。同社の正社員270人だけで少なくとも1億円、残業代が減るという。 グループ企業まで徹底されると、従業員計約1千人で数億円の残業代節減となる。中部国際空港は、単に残業代を減らすだけでなく、従業員に仕事のむだや改善点を発見させたい考え。例えば、免税店や土産店での販売を手がける子会社では、定時を過ぎて売上伝票の処理が続くことが多いので、処理方法の改善を検討している。 中部国際空港は旅客便、貨物便の落ち込みで08年9月中間連結決算で純損益が初の赤字に転落。通期でも赤字になる見通しで、全社的にコスト節減に向けた業務の見直しを進めている。 アサヒ・コムトップへ