“電車男”を持ち出すまでもないが、ウェブログや掲示板の話題を書籍化したり、人気ブロガーを職業ライターとして勧誘したり、インターネットは良質なコンテンツを求めるメディアの“草刈場”になっている。 今回の特別企画では、インターネットコミュニティーサービス/インターネットジャーナリズムの先進国である韓国のメディア事情を、“市民記者”ビジネスを中心に取り上げる。市民記者とは、詳しくはインタビューで後述するが、韓国オーマイニュース社のインターネット新聞“オーマイニュース(OhmyNews:2000年2月創刊)”が確立させた一般市民による記事投稿/掲載システム。市民記者ではない一般市民からのコメントの投稿も受け付けている。 日本の市民記者制度というと、2004年に始まった“livedoor ニュース”や“JanJan”の試みが最も知られているが、それらの立ち上がりを見て「日本に市民記者制度はあまりなじ