ジャコ・パストリアス (Jaco Pastorius、本名 ジョン・フランシス・パストリアスIII世、1951年12月1日 - 1987年9月21日) は、アメリカ合衆国のジャズとフュージョンのエレクトリックベース奏者、作編曲家。 1970年代半ばに頭角を現し、1975年にはパット・メセニーの初リーダー作に参加、翌1976年にはファースト・ソロ・アルバム『ジャコ・パストリアスの肖像』を発表すると共にウェザー・リポートにベーシストとして参加。革新的なテクニックを持ち、エレクトリック・ベースの中でも少数派であるフレットレス・ベースを用いて、アンサンブルでの花形楽器にまで昇華させたことで知られる。フォークからジャズ路線へと足を踏み入れていた70年代後半のジョニ・ミッチェルとの活動も有名。 ペンシルベニア州ノリスタウンにて誕生したジャコは、幼少の頃から地元の聖歌隊に参加し、音楽的な素養を身に付けて