国土地理院が発行する20万分の1地勢図では、北海道は27の図郭によってあらわされる。これらの地勢図は明治期より編算が開始されているが、大正末期から昭和初期にあたる1920年代後半には、カラー刷りの図面が出版されるようになった。 当ページは、戦前のカラー最初期の地勢図の一部を入手した際、今や存在を忘れられている多くの鉄道や軌道がその線形を示していたので、紹介することを目的に、「戦前の20万分の1地勢図に残る鉄路たち」と題して開設したが、その後、戦後の地図についても入手できたものがあったため、「20万分の1地勢図に残る鉄路たち」と改題して、それらを加えて紹介することとした。