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ブックマーク / francesco3.blog115.fc2.com (2)

  • 受難 軍艦島

    *軍艦島全景① 卒検に合格した翌日、大浜のバス停で福江港行きの始発をまちながら、びゅんびゅんとながれゆくしろい雲をながめていると、あまりのど田舎ぶりにいいかげんうんざりしていたとはいえ、さすがにセンチメンタルな気分になった。空すら見上げない引きこもりの日々にわたしはまたもどるのだろう。あのうつくしい青のグラデーションも、巨大なタイドプールをつくる魔法のような潮の満ち引きも、水面に反射するきらきらした陽光も、しばらくはみられない。そうおもうとやはりせつなくなる。かといってここにとどまりたいわけではなく、これからおとずれる廃墟の島へも同時におもいめぐらせていて、きゅんとしたりしゅんとしたりわくわくしたりそわそわしたり、胸中はふくざつだった。そうしているうちにバスがきて、女子高生とわたしを乗せ、市街地へはこんでいく。長崎へむかう船の出航は7時40分。到着は正午まえだから、午後のツアーに充分まにあ

    maicou
    maicou 2010/12/19
    一般公開初日に上陸したよ。さすが綺麗に撮れてるな。
  • 受難 帰りたくない 少女沖縄連れ去り事件 河合香織

    わたしはこの事件をよくおぼえている。つたえられたあらましがあまりに奇妙だったからだ。行方がわからなくなった、というのがたぶん第一報で、つれさられた、との続報がながれたのは、それからすこしあとだとおもう。報道された断片によれば、被害者は小学5年生、祖父母と叔父と暮らす10歳の女児で、加害者はその近所にすむ40代の中年男。女児がかえってこないので、家族が警察に相談し、逃亡、いや誘拐か、があかるみにでたのだけれど、といっても、どうやら交流は以前からのようで、かれらの小旅行は、今回がはじめてでもないらしい。しかも、おとずれた沖縄で、ふたりは親子だといつわり、男がはたらく運転代行業者の寮に住み込んでいた。それまでの逗留先では、少女がみずから宿帳になまえを記していたという。金銭を管理していたのも男ではなく、女児で、那覇行きのチケットを買ったのも彼女だそうだ。男にたいする少女のふるまいは、傍目にかなり傲

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