子どもの間でビタミンD欠乏症が増えていることをご存じでしょうか。ビタミンD欠乏症は、骨の発育不良を起こし、O脚や背中が曲がる「くる病」の引き金にもなります。背景には、行き過ぎた紫外線対策があるとの指摘があり、日差しが強いこの時期、子育て中の方々には気になる話ではないでしょうか。日焼け対策にも関わるビタミンD欠乏症について取材しました。 まったく戸外にでなかった1歳児 大阪府内に住む女性(40)は、昨年1月、ちょうど1歳になる娘がビタミンD欠乏症と診断されて驚いた。10カ月健診で精密な検査を求められ、大阪大病院で診察を受けた結果、わかった。「少しO脚気味だったので、気にはしていたのですが、まさかそんな状態だとは思わなかった」という。 ビタミンDは皮膚に紫外線があたって、そこで別の物質から合成される。腸管のカルシウムの吸収や骨の沈着を促すことで、子どもの発育に密接に関係している。 女性は、上の
![ビタミンD欠乏症が増加中 子どもの日焼け対策に注意を:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3be91abad341f4b193cd6bdb7bdbe89dc577097e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20180803003734_comm.jpg)