ブックマーク / ilya0320.blog14.fc2.com (9)

  • マンガ☆ライフ |『アイカツ!』『プリパラ』作画から3DCGへの切り替えにおける違和感を軽減する工夫についてのメモ

    スパロボ。『第三次Z天獄編』すら積んでいる中で八月に発売する『BX』の速報を見てしまったのだが、『ガンダムAGE』の参戦に「そうか……フリットさんが……」と妙な気持ちになってしまった。『ガンダムAGE』と言う作品を振り返る上で「フリット・アスノ」と言う男の事を思い出さずに入られない。というのも、ヴェイガンに母親を殺され、愛した人を殺された彼はヴェイガンを殲滅するためなら孫すら利用する復讐鬼と化した彼は長期化したヴェイガンとの戦争が産んだ存在だからだ。 長期化によって凝り固まった彼の復讐心とそこからくるとにかくヴェイガンを殲滅しようとするその姿はいっそ哀れなのだが、だから面白いのはヴェイガンを皆殺しにする大量殺戮犯になる直前で戦争終結に向けて動き出す一連の流れだろう。何だかんだであそこの下りは「戦争を止める方法」と言う一つの結論としては綺麗にまとまっていたように思うのだ。 作品として難がある

  • マンガ☆ライフ |『クロスアンジュ』のまずいプリンに見る「生きていく覚悟」について

    『ハピネスチャージプリキュア』。強化フォームやら誕生日会やらで、登場人物がメイクする分には別に構わないのだが、メイクするにしても色の載せ方が下品で、メイクをしても「化粧が濃いだけにしか見えず、全然可愛く見えない」というのはどうにかならないものなのだろうか。 いや「化粧している」と「可愛く見える」の中間ラインを探るのが難しいことも、子供に「化粧している事」が分かる用に調整しなければならない事も理解しているのだが、アイシャドウ一つとってみてもあの色の載せ方は「老けて見えるメイク」にしかなっていない。そもそも化粧した後に可愛く見えないのなら特に意味が無いと思うのだが、この辺りの化粧の扱いの雑さが必殺技のバンクで何度も見せられることもあって結構厳しいものがある。 でも俺は別に化粧自体を否定しているわけではなくてこれが例えばキュアブラックがそうだったように、「化粧をした後だと睫毛が増える」とかであれ

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    maidcure
    maidcure 2014/10/24
  • マンガ☆ライフ |『ラブライブ!』二期四話に見る矢澤にこの「リスタート」について

    『アイカツ!』を貯めこんでたのでいい加減消化するために視聴していたのだが、美月さんがようやく自分と共にアイドル活動出来る仲間と出会えたというのは素晴らしい事だよなぁ。星宮いちごにその可能性を感じるも、いちごはいちごで自分のアイドル活動があるわけで美月さんと道が交わることはなかった。 トライスターを結成してみるも、トライスターでも叶うことはなく、スターアニスという巨大ユニットになっても美月さんと共に歩めるような存在は出てこなかった(ということは、シークレットライブがほぼ美月のアイデアが丸々通っているということからも読み取れることではある)のだが、いちごが自分と同格のステージに登ってきたことをその目で確認したあとスターライト学園を飛び出し、プロデューサーの活動を通じてようやく彼女が自分と共に歩んでいける真のパートナーと出会った。それはとてもいいことだし、彼女のアイドル活動をより刺激的なものへと

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    maidcure 2014/04/30
  • マンガ☆ライフ |『ゼノグラシア』と無条件に貶される風潮について

    アイドルマスターゼノグラシア』を貶すことは様式美的なギャグであり、『ゼノグラシア』は誰もが無条件にけなしていいと考えている人達がいるのだが、そういう人達が『ゼノグラシア』を貶したり、駄作であることを前提としたギャグとして用いる度に俺のような気でゼノグラシアが好きな一部のファンが迷惑を被るという構図は当にどうにかならないものか。 いや貶したくなる側の人間の心境は良く理解できる。 俺もアーケードで稼働していた頃からのファンであり「アイドルマスターがアニメ化!」と聞いて喜んだ一人だから。蓋を開けてみれば声優は全部変わってるし、設定も変わってるし、そもそもロボット物でSFだしで「アイドルマスターらしい要素」というのは名前ぐらいのもので、そもそも「アイドルマスター」という言葉の意味するところも大きく変わっていた。 そういう「自分が好きなアイドルマスターがアニメ化すると思ったら、首だけすげ替える

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    maidcure 2013/04/10
  • マンガ☆ライフ |『ラブライブ』最終話に見る「周囲を巻き込んでいく」高坂穂乃果の魅力と「それでもやるかどうか」という問いかけについて

    あるいは私がいかにして高坂穂乃果に振り回されるようになったのか。 電撃ラブライブ三学期を購入して読んでいたのだが、花田十輝と公野櫻子のインタビューまで取ってきていて、ようやく雑誌として面白くなったなーと思うんだけど、最初からこういうものを出しておけば文句言われなかったのに!と思うのは俺だけか? キャストインタビューまでちゃんと取ってきているのも素晴らしいけど、個人的には原案者である公野櫻子のインタビューを取ってきて、企画について言及させてるところは褒めておきたい。 二年組が公野櫻子のいつものキャラ造詣というのは「ですよねー」という感じなのだが、キャラクター一人一人についてもちゃんと言及していて読み物として大変面白い。 特ににこについてはアニメ版と原案者の中であんまりずれがない感じで、「花田十輝的には性格改変だけど実はそうでもなかった!」という展開になっていて愉快な結果だなーと思う。まあ俺も

  • マンガ☆ライフ |失敗からの覚悟を描いている漫画版『ラブライブ』の魅力について

    漫画版『ラブライブ!』はたまに引用するのに未だに一度も書評を書いたことがないのでいい加減書いておくこととする。 はてブで「公野櫻子の名前もちゃんと書け!」と書かれてたのでちょっとだけ加筆。 ■ アニメでも人気になっている『ラブライブ!』は電撃G'sマガジンの読者参加型企画であり、アニメ版もまたその企画の一部を担っている作品だというのは何度も書いてきたことなのだが、『ラブライブ』のメディアミックス作品としてアニメ版の他に公野櫻子原作の元、鴇田アルミが執筆している漫画版というものが存在している。 この漫画版『ラブライブ』は「廃校の危機に陥った音乃木坂学院を救うためにスクールアイドルを結成する」という骨子は変わらないものの、アニメ版では四話から加入した花陽・凛が最初からメンバーにいたり、メイド喫茶でバイトしているのがことりじゃなくなっていたり、にこの性格がアニメ版でいう「アイドル状態」の時だった

    maidcure
    maidcure 2013/03/18
  • マンガ☆ライフ |『ラブライブ』八話の「何がしたいのか」という問いかけと無音の演出について

    アニメ版『ラブライブ』八話が素晴らしい出来だった。 今までもPVの頃に挿入されていた日常のエピソードを盛り込んできたりとファンサービス的な面白さは随所に見られたが、一話丸々『僕らのLIVE 君とのLIFE』をセルフリメイクともいうべきことを行い、シナリオと組み合わせてくるとは恐れいった。 まあライブの演出とPVの演出は似ているようで違うものなので、今回の映像はセルフリメイクと言うよりは「ライブ風に再演出した」という方が正確なのではないかと思うのだが、何にしても今までやってきたことを象徴するような面白さであり、まさしく一つの集大成というべき内容だった事は間違いないだろう。 もちろん今回の八話が素晴らしいのはそれだけではない。 映像作品として高い完成度を持って面白さを演出してのけたわけだが、特筆すべきはやはり「あなたは何がしたいの?」という問いかけから始まる「自分の質と欲望に向き合う」という

  • マンガ☆ライフ |『ラブライブ』にハマった人が購入すべきアイテムリスト

    アニメ版『ラブライブ』が放送されてからそろそろ一ヶ月が経とうとしており、アニメ一話を視聴して衝撃を受けた諸氏はおそらく『ラブライブ』ファン――通称ラブライバーへの道を歩んでいる頃だと思われる。 一年ほど前に深夜の勢いで調べたことにより『ラブライブ』の魅力に取りつかれ、「このコンテンツは来る」と公言していた身としては、現在の『ラブライブ』というコンテンツの盛り上がりは喜ばしいものであるが、「ファーストライブ」というアイドルアニメにつきものの一つ目のピークを描いた三話が終了した今、恐らくアニメ版から入った方々は「此処から先にどうやってのめり込めばいいのか」という感情の発露のさせ方に困っている頃ではないだろうか。 かくいう俺も『もぎゅっと"love"で接近中!』のPVを見た時に衝撃を受け、「とりあえず『もぎゅっと』は買う!」と決めたものの、それだけでこの感情を処理しきれるとは思えず、ラブライバー

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    maidcure 2013/01/28
  • マンガ☆ライフ |原作通りにアニメを作ってはいけないという話

    大体タイトル通りのことなんだけど、今年は『Fate/Zero』とか『ソードアート・オンライン』とか人気作品のアニメ化作品を見ていると大体同じようなミスをしているような気がして仕方がない。 それはどういうミスかというと原作通りに映像化しようとして、映像作品としては大変つまらない作品になっているということなんだけど、『Fate/Zero』においては対キャスターでディルムッドが槍をへし折るシーン、『ソードアート・オンライン』はアインクラッド編のラストバトル(個人的にはこの作品全部そんな感じなんだけど)は原作のテキストをそのまま映像化したと言っても過言ではないほどテキストに忠実に映像化している。 ただその原作テキストを忠実に映像化されたこれらの作品がアニメとして面白いかというと、明らかに面白くはない。 これは何度も言っていることではあるんだが、アニメ化において>原作通りにアニメ化してはいけないんだ

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