千駄ヶ谷ホープ軒は、「背脂とんこつ醤油ラーメン」という1ジャンルを生んだ。 そしてラーメン専門店という形態を根付かせ、現在の東京ラーメンシーンを築き上げる人材を多く排出した、いわば生きた伝説のようなお店だ。 www.hotpepper.jp 創業者である牛久保さんが屋台を引いていた時代に手伝いに入っていたのが、後に東京の東側で大行列を作った「らーめん弁慶」を創業する西川さんである。 1980~90年代に背脂とんこつ醤油ラーメンはいかにして一大ムーブメントとなったのか。そして2000年以降、その味はどのように受け継がれたのか。 現在、らーめん弁慶の会長を務める西川さんに、浅草本店で直接お話をうかがってきた。 ▲浅草駅から徒歩7分ほど、浅草寺からもほど近い言問通り沿いにある浅草本店 師匠・牛久保さんとの出会い ▲屋台時代の写真の前で笑顔で取材に応えて下さる西川総一会長 ── 会長は子どもの頃か