はじめに マントヒヒとは 一夫多妻型の社会にもタイプがある マントヒヒの群れの作り方 はじめに 私たち日本人に馴染み深いニホンザルは,オスの子どもはいずれ自分が生まれた群れ(出自群)から出て行く一方,ほとんどのメスは出自群に生涯留まり,母から娘へと群れが継承される母系社会を形成します. browncapuchin.hatenablog.com ニホンザルのように母系社会を形成するサルたちがいる一方,中にはオスが自力で群れを作るサルもいます. 自力で作るというのは,早い話,オスがメスを集めてくるのです. そんな種の一つに,名前だけなら誰もが聞いたことがあるサルがいます. それはマントヒヒ. では,その社会のあらましを見てみましょう. マントヒヒとは マントヒヒは『サルの百科』(p.161,p.163)でこのように紹介されています. 低木のまばらに生えている草原に生息.夜は険しい崖と岩棚を泊ま
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