国内の養殖池で育てるため、主要取引先の香港から輸入されたニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の量が2017年11、12月は前年同時期の92%減となり、単価は2.4倍の1キロ当たり300万円超に高騰していることが財務省の貿易統計から2日、明らかになった。アジア全域で極度の不漁に陥っていることが背景とみられる。国内の漁獲量も低迷しており、業界関係者は「ウナギの消費がピークを迎える今夏は、品薄と高騰が避けられそうにない」と話している。 日本は毎年シラスウナギを輸入しており、香港からが大半を占める。貿易統計によると、今期の漁が始まった… この記事は有料記事です。 残り614文字(全文880文字)