世界遺産の「サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼道」。目的地のサンティアゴ大聖堂(スペイン・ガリシア州)には年間20万人以上の巡礼者が世界から集まり、徒歩や自転車で聖地を目指します。日本でも、四国遍路や熊野古道のように歩いてみたい「巡礼道」として関心が高まっています。有名な「フランス人の道」以外にも複数ルートがある巡礼道のうち、「ル・ピュイの道」を歩いたライターの佐藤徹也氏が、どのように歩くのかの初歩的ガイドから説き起こし、どんな人たちが、何を考えながら歩いているのかを、美しい写真とともに描きます。