プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新球場構想を巡り、札幌市は早ければ今年度内にも札幌ドーム以外の候補地について提案することになった。来年度には正式に担当部署を設け、球団との交渉を円滑に進める体制づくりを準備している。【藤渕志保】 日本ハムは現在、札幌市が所有し市の第三セクターが運営する札幌ドーム(同市豊平区)を本拠地としている。球団は昨年5月、自前で球場整備を検討する考えを表明。周囲に商業施設やホテルを併設した「ボールパーク」を目指し、敷地には約20ヘクタールを必要としている。 同市まちづくり政策局によると、球団側の方針を受けて敷地の広さや交通の利便性、周辺環境などの条件から、市内で新球場を建設可能な候補地を探している。