記者会見をするボクシングの高山勝成選手=東京都港区で2018年10月16日午前10時10分、玉城達郎撮影 プロボクシングで日本初の世界主要4団体制覇を果たし、アマチュアとして2020年東京五輪に出場を目指す高山勝成選手(35)=名古屋産大=が16日、東京都内で記者会見し、国内のアマチュアを統括する日本ボクシング連盟(内田貞信会長)からアマ登録を認められたと明かした。高山は「すごく興奮していると同時に、これからが本当の勝負。厳しい戦いになるが、自分を信じていきたい」と語った。 昨年4月にプロ引退を表明した高山は「現役の集大成」として五輪挑戦を宣言した。だが、山根明氏(79)が会長だった当時の日本連盟は、プロとアマの統括組織が別々で事業目的が異なるなどの理由で、高山のアマ登録を認めなかった。
世界ボクシング協会(WBA)バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が初防衛から一夜明けた8日、横浜市の大橋ジムで記者会見した。元WBA王者のフアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を、日本選手の世界戦で最速勝利記録となる一回1分10秒KOで降した井上尚は「100点の内容の試合だった」と満足げに振り返った。 初防衛戦は他団体の世界王者らで争うワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の1回戦も兼ねて開催。井上尚は準決勝で、20日に米国である国際ボクシング連盟(IBF)王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)-IBF3位のジェーソン・モロニー(オーストラリア)戦の勝者と対戦する。準決勝は来春に米国で行われる見込みで、井上尚は「20日は試合会場で観戦する。優勝しか考えていない」と力強く語った…
天を仰ぐ比嘉大吾(中央)。右は白井・具志堅スポーツジムの具志堅用高会長=横浜アリーナで2018年4月15日、渡部直樹撮影 体重超過でJBC決定 ファイトマネー20%相当の制裁金も 日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ(15日、横浜アリーナ)の前日計量で、体重超過により王座を剥奪された比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=に対し、ボクサーライセンスの無期限停止の処分を決めたことを発表した。ファイトマネーの20%相当額の制裁金も科す。また、所属ジムの具志堅用高会長らには管理責任を問い、戒告とした。 JBCはこの日、倫理委員会を開き、比嘉の体重超過はボクシングの社会的信用を著しく損ねたと認定。処分解除については、定期的な体調管理報告などを所属ジムから受け、総合的に判断する。復帰する場合、1階級以上上げることも義務づけた。
クリストファー・ロサレスに敗れリングを後にする比嘉大吾(右)=横浜アリーナで2018年4月15日、渡部直樹撮影 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座を剥奪された比嘉大吾は、同級2位のクリストファー・ロサレスに敗れた。試合後のぼうぜんとした表情が、失ったものの大きさを感じさせた。前日計量で、世界戦では日本選手初の体重超過による王座剥奪という失態を犯し、試合では九回TKOで敗れて初黒星。連続KO記録も途切れた。 持ち味の前後のフットワークが精彩を欠き、得意の接近戦でも劣勢に回った。「減量の影響が厳しかった」と具志堅会長。ロサレスも「パンチに力を感じなかった」と話したように、本来の出来からは程遠かった。八回終了後の公開採点でジャッジ2人が相手優位とし、比嘉陣営は棄権を申し出た。
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