業績不振に陥った大塚家具の経営再建をめぐり、提携先で第3位株主の貸会議室大手、ティーケーピー(TKP)が追加出資による支援を検討していることが4日、明らかになった。家電量販大手ヨドバシカメラも支援企業として名乗りをあげるなど複数企業と交渉しているが、抜本的な再建を検討しており、交渉の行方は流動的だ。 関係者によると、大塚家具は企業再生ファンドや中国を含めた国内外の家具メーカーなど複数の企業に支援を打診してきた。その中で大塚家具に6%強を出資するTKPが第三者割当増資の引き受けを含めた支援を提案しているといい、経営権譲渡も選択肢になっているとみられる。