【サンパウロ山本太一】中米グアテマラで3日、首都グアテマラ市の南西約40キロにある活火山フエゴ山(標高3763メートル)が噴火した。ロイター通信によると、25人が死亡、約300人が負傷した。モラレス大統領は緊急事態宣言を出した。 火山から流出した溶岩が近隣の村に流れ込み、逃げ遅れた住民をのみ込んだ…
爆発的噴火が観測された霧島連山の新燃岳。激しく噴煙を上げていた=宮崎・鹿児島県境付近で2018年3月6日午後5時19分、本社ヘリから上入来尚撮影 宮崎と鹿児島県境にまたがる霧島連山・新燃岳の噴火が始まって5月1日で2カ月となった。断続的に爆発的噴火を繰り返し、終息の兆しは見えない。ふもとの自治体では住民らが大量の火山灰に悩まされ、農業や観光業にも悪影響が出ている。活動が7カ月以上続いた7年前の噴火を思い起こし、長期化への懸念が広がる。 気象庁によると、3月1日の噴火以降、これまでに約50回の爆発的噴火が起きた。4月5日には火口から高さ約5000メートルまで噴煙が上がった。同じ霧島連山の硫黄山も4月19日、250年ぶりに噴火した。 新燃岳の東側ふもとにある宮崎県高原町では、風向きなどによって道路のセンターラインが見えなくなるほど… この記事は有料記事です。 残り789文字(全文1085文字)
鹿児島県伊佐市の川内川で見つかった魚の死骸。上流に当たる宮崎県の長江川から流れてきたとみられている=伊佐市提供(共同) 鹿児島県伊佐市は28日、地元の実行委員会が市内の川内川で29日に開催予定だったボートレース「いさドラゴンカップ2018」の中止が決まったと発表した。宮崎県の霧島連山・えびの高原(硫黄山)が噴火して以降、川内川で魚が大量死しているのが見つかったことを考慮したという。 宮崎県が実施した水質検査で、硫黄山近くの川内川の上流で環境基準を超える強い酸性を示す数値が出ており、県などは噴火との関連を調べている。川内川でも26日からフナやコイなどの死骸が大量に見つかっており、実行委員会は「スポーツを楽しむことは難しい」と判断した。川は軽い白濁化もみられるという。(共同)
2013年11月以降の噴火活動に伴い面積が大きく拡大した小笠原諸島・西之島(東京都)を1月末、本社機から撮影した。昨年4月に噴火の再開が確認されたが、現在は噴煙などは見られず、島では多くの海鳥が羽を休めていた。 小笠原の鳥類に詳しい川上和人・森林総合研究所主任研究員によると、白い鳥の多くは今が繁殖…
23日に噴火し、12人の死傷者を出した草津白根山の本白根山(群馬県)について、専門家らでつくる火山噴火予知連絡会(会長・石原和弘京都大名誉教授)は26日、気象庁で拡大幹事会を開き、「当面、23日と同程度の噴火が発生する可能性がある」との見解をまとめた。今後、より大きなマグマ噴火などに移行する兆候を監視するため、観測を強化する必要があると指摘した。 予知連によると、鏡池の北側で、東西約500メートルの範囲に分布する複数の火口が確認された。そのうち東側約300メートルは、複数の火口が連なって火口列を造っている。また、西側の火口は、草津国際スキー場のリフトから約100メートルしか離れていない。今後、再噴火するとしたら、これらの火口からの可能性が高いという。
草津白根山の本白根山(2171メートル、群馬県)の噴火が突きつけた課題は、無警戒だった火山に今後どう対処すべきかだ。予算は限られ、全国111の活火山を完璧にカバーすることはできない。そこが専門家らの悩みだ。 草津白根山の活動を長年研究している東京工業大の野上健治教授は「ノーマークは本白根山に限らない」と指摘する。活火山の定義の一つは、過去1万年以内に噴火したこと。そのため、現在噴火の気配のない山も含まれる。50火山は特に警戒が必要な「常時観測火山」だが、活動度が低いその他の61火山は重点監視されていない。 そのうえ、草津白根山のように常時観測対象でも、監視が手薄なエリアをもつ火山も少なくない。草津白根山では、気象庁や国土地理院、東京工業大などが計19カ所に地震計やカメラ、地殻変動を調べる測位計、マグマの上昇による山体膨張を捉える傾斜計など計27台を設置していた。ほとんどは白根山(2160メ
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