政府は29日、就職・採用活動の日程を検討する関係省庁連絡会議(議長・古谷一之内閣官房副長官補)を開き、現在の大学2年生に当たる2021年春入社は、これまで経団連が示してきた日程を継続することを正式に決めた。1年生が対象の22年春入社以降も当面は現行日程を維持する方向でまとまった。 会議には関係する各省幹部と経団連、大学側から参加。会議冒頭、古谷議長が「大学側だけでなく、経団連や中小企業なども当面は何らかのルールが必要との認識を共有している」と…
![政府:就活日程の継続を決定 21年春入社 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2d6d05ff87a2422a00d72160f8d4f007a95a5c76/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2018%2F10%2F29%2F20181029ddm001010057000p%2F9.jpg%3F1)
インターンシップ(就業体験)に関する企業合同説明会には、多くの学生が参加した=東京都新宿区で、梅田啓祐撮影 経団連の中西宏明会長が、会社説明会や面接の解禁時期などを定めた採用活動の指針(就活ルール)を廃止する意向を表明した。現在の大学2年生らが対象になる2021年春入社から適用する考えだ。当の学生たちは、どう受け止めるのか。 驚きも困惑もない 昭和女子大4年・後藤梓さん(21) 驚きも困惑もありませんでした。採用指針は形骸化している状況でしたし、たとえあったところで加盟企業によって守られていなければ、ないも同然です。 就職活動を終えた立場からいえば、従来の解禁スケジュールは別に苦ではありませんでした。大学1、2年などの早い段階で内定を約束されれば、確かに安心するとは思います。でも私にとって1、2年は、自由に知見を広げることができて、かけがえのない楽しい時間でした。それを犠牲にするくらいなら
就職活動情報大手のマイナビは5日、来春卒予定の大学生と大学院生の就職内々定率が、3月末時点で9.5%だったと発表した。内々定率調査は今期初めてで、今春卒の同期内々定率(6.3%)を上回った。人手不足を背景に、企業が選考活動を早めたとみられる。文部科学省によると、今春卒の大学生の就職内定率は2月1日時点で過去最高の91.2%だった。 調査はインターネットで3月26~31日に実施し、6150人が回答した。調査によると、内々定率は文系男子9.4%、同女子7.7%、理系男子10.7%、同女子11.9%。「内々定を得て就活を終える」とした学生は21.0%で、多くが継続する。内々定を得た企業数は1社が78.8%、3社以上が6.4%。第1希望の企業から内々定を得た割合は28.5%だった。
工夫を凝らした入社試験で多彩な人材を集めようと企業がさまざまな採用に乗り出している。卒業予定の大学生の就職内定率が、1996年の調査開始以降で最高の85.0%(昨年12月1日時点)となるなど「売り手市場」。中にはマージャンや囲碁を取り入れる企業もあり、明日の会社を担う人材確保に躍起になっている。【大村健一/デジタル報道センター】 ミラノ万博の日本館など世界各地でさまざまなデジタルアートなどを手がけている「チームラボ」(猪子寿之代表、東京都文京区)は、「卒業制作(卒制)」「卒業論文(卒論)」のみで入社志望者の選考を行う「卒制/卒論採用」を採り入れている。2014年に導入した制度で、募集は今年は1月から始め、締め切りは3月末。随時選考する。同社の担当者は「ものづくりが大好きなメンバーが多く働いているため、就職活動を忘れてこの…
文部科学、厚生労働両省は20日、今春卒業した大学生の就職率(4月1日現在。1年以上の非正規雇用含む)が前年同期を0.6ポイント上回る97.3%で5年連続上昇し、1996年度の調査開始以来、過去最高になったと発表した。高校生の就職率(3月末現在)も前年同期比0.2ポイント増の97.7%で、6年連続増となった。高校生の調査は76年度から実施しているが、バブル経済末期の91年(97.9%)以来の高水準。両省は「景気回復で企業の採用意欲が高まっている」と分析している。 大学生の調査は、全国の国公私立大のうち地域バランスなどを考慮して62校(約4700人)を抽出し実施した。全国の大卒者数から推計すると、41万5200人が就職を希望し、40万4300人が就職した計算になる。ただ、約1万人が就職できておらず、両省は6月までを集中支援期間として情報提供などを進める。
ほとんどの就活生が企業選びの際の参考にする、就職ナビサイトや合同企業説明会の情報だけでは物足りないと感じたら−−。そんな学生にお勧めの「企業情報の集め方」を、元銀行員として年200社以上と付き合ってきた採用支援会社「ツイング」(東京都中野区)の志禮(しれい)直也さん(27)と難波春吾さん(27)に聞いた。【稲田佳代】 志禮さんと難波さんは同じメガバンクに3年間勤務し、多くの企業を見てきた経験から「隠れた良い会社をもっと学生に知ってほしい」とツイングを設立。中小企業の採用や学生の就活支援、企業情報の集め方や見方などの講演をしている。「上場企業を狙うなら、投資家向けのIR情報を見ておくと他の学生と差がつく」と言う。IR情報の代表格となる有価証券報告書は、無料の閲覧サイト「EDINET」で手に入る。 この記事は有料記事です。 残り1349文字(全文1701文字)
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