北海道内は14日、7月としては20年ぶりとなる10日連続の真夏日を記録するなど、厳しい暑さが続く。オホーツク地方の酪農家は暑さに弱い牛のため、牛舎に扇風機などを設置。猛暑対策に追われている。 オホーツク地方は昨夏、日射病などで肉牛を含め15頭が死ぬか廃用となった。飼料を胃の中で発酵させる牛は暑さに弱く、気温25度を超えると体調管理に注意が必要という。 網走家畜保健衛生所は今月、家畜の日射病に注意を呼びかけるチラシを関係機関に配布。遮光ネット、通風など対策を呼びかけた。奥村利盛次長は「暑さがピークを過ぎても、ストレスを抱えた牛は注意が必要。しばらくは警戒してほしい」。