クリケットでの日本人初のプロ選手を目指している元プロ野球選手の木村昇吾さん=栃木県佐野市の佐野クリケットグラウンドで2018年2月24日、野田樹撮影 プロ野球の広島や西武などで主に内野手として15年間プレーし、昨季限りで現役を引退した木村昇吾さん(37)がクリケットに転向し、日本人初のプロ選手を目指している。未経験ながらも、守備力はクリケットでも十分に通用すると見られている。世界では人気のスポーツだが、日本での普及は進んでおらず、「海外のプロリーグで勝負したい」と夢を描く木村さん。まずは17日からの日本代表選考会に参加している。 木村さんは毎週末、東京都内の自宅からクリケットを核とした町づくりを掲げる栃木県佐野市の渡良瀬川河川敷のクリケット専用グラウンドに通う。日本代表のボーラー(投手)相手に打撃を磨き、クリケットのルールや技術を学んでいる。