<くらしナビ ライフスタイル> 非正規で働く人の雇用ルールが大きく変わる「2018年問題」。有期雇用契約が5年を超えると、無期契約への切り替えを申し込める「無期転換ルール」の対象となる労働者の反応はさまざまだ。転換権を得る目前の3月末で契約更新ができない「雇い止め」も起こっている。 無期契約への転換を想定している有期契約の人たちはどう思っているのか。明治安田生命保険の久磨美月(くまみつき)さん(34)は昨年10月から有期契約社員として本社人事部で働いている。午前9時から午後5時までのフルタイム勤務だ。 明治安田は既に2015年4月に契約社員制度を改正、安心して長く働けるよう無期契約社員という雇用形態を創設した。久磨さんは、最短で20年4月に無期契約社員か正社員(転勤なし)に転換でき、遅くとも22年4月には無期契約社員になれる。今はない賞与も転換後はあるので年収は増える見通し。
<くらしナビ ライフスタイル> 非正規で働く人の雇用ルールが今年大きく変わる「2018年問題」。その中でも、有期雇用の契約が5年を超えると、無期契約への切り替えを申し込める「無期転換ルール」は4月の運用開始まであとわずかだ。実際に企業はどう動くのかを探った。 「いったん冷酷な企業と見られたら、イメージの回復にどれだけ時間とカネがかかるのか。対策はあるのか」「正社員じゃない人に食いつぶされたら死んでも死にきれない。早く切り離すべきだ」 昨年12月中旬、東京都内にある電器製造会社。午後1時から始まった役員会は、15分の休憩を1回入れただけで7時間近く続いた。有期雇用の従業員約600人を無期化せず、雇い止めにする方針を昨夏に打ち出したが、社長の指示で再考することに。この日に最終決定する予定だったが、議論は紛糾した。
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