無資格者が新車検査をしていた問題で記者会見するSUBARU(スバル)の吉永泰之社長=東京都渋谷区で2017年10月27日午後5時13分、渡部直樹撮影 吉永社長が記者会見で「群馬県太田市の2工場で」発表 大手自動車メーカーのSUBARU(スバル)は27日、新車の出荷前に安全性を最終チェックする完成検査を無資格の従業員にさせていたと発表した。無資格者が検査に関わった12車種、約25万5000台のリコール(回収・無償修理)を近く実施する。無資格検査の発覚は日産自動車に続き2社目。日本の自動車メーカーの品質管理体制が問われる事態になっている。 スバルによると、不正は30年以上、続いていたという。東京都内の本社で27日に記者会見した吉永泰之社長は「多大なご迷惑をおかけし、心からおわび申し上げます」と謝罪した。
無資格検査が新たに発覚したSUBARU(スバル)の群馬製作所本工場=群馬県太田市で2017年10月27日午前9時55分、本社ヘリから手塚耕一郎撮影 大手自動車メーカーのSUBARU(スバル)が、群馬県太田市の2工場で、出荷前の完成検査を無資格の従業員にさせていたことが27日、分かった。正規の検査員が無資格者にハンコを貸し、検査結果の記録書類に押させる行為が30年以上、常態化していた模様だ。日産自動車の無資格検査問題を受け、国土交通省が指示した社内調査で判明した。日産に続く無資格検査の発覚で、国産車の品質管理に対する信頼が一層揺らぐ事態となりかねない。【和田憲二】 スバルは近く、国交省に正式報告する。対象車のリコール(回収・無償修理)を実施するかどうかは今後、判断する。27日にも発表する。
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