アジア大会野球会場で、白色だった内野スタンドの壁を緑色に塗り直す作業員=ジャカルタで2018年8月12日、宮間俊樹撮影 【ジャカルタ倉沢仁志、円谷美晶】4年に1度のスポーツの祭典第18回アジア大会が18日に当地で開幕する。ジャカルタでは1962年以来の開催となり、市内は歓迎ムードが高まっているが、競技日程はいまだ固まっておらず、競技場の周辺も工事が続く。膨大な「仕上げ」が急ピッチで進められている。 「整備は90%まで終わった。残りの10%は未定だ」。インドネシア野球・ソフトボール連盟の野球統括責任者、レオ・アグス氏は15日、主会場のブンカルノ競技場に隣接する球場で、こう話した。 当初は他の競技場との統一感を出すために、インドネシア国旗にある白色を基調にしていた。ところが、7月下旬に球場を視察したアジア野球連盟(BFA)が、バックネット、内野の座席と壁が白色であることで「ボールが見えにくい」