カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致に向け、大阪府と大阪市がアドバイスを受けるために契約したコンサルティング会社の社員が、大阪進出を目指す大手IR事業者の招待を受け、25日の天神祭の船上で飲食を共にしていた。府市との契約条項に抵触はしないというが、府市は同日、府職員らと業者の癒着防止に取り組む指針を改正したばかり。府市IR推進局幹部は26日、「誤解を招きかねず、配慮が必要だった」とコンサル側に口頭で注意したという。 コンサルは「PwCコンサルティング合同会社」(東京都千代田区)。同社の社員は25日にあった天神祭で米カジノ大手のMGMリゾーツ・インターナショナルの日本法人が出した「奉拝船」に乗船。約80人の招待客と共に祭りの打ち上げ花火を観賞し、飲食の提供を受けた。天神祭の関係者によると、船上からの花火を観賞する場合、弁当つきで1人2万円以上するのが一般的だという。
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