台風24号の暴風などで1日未明に70万戸以上が停電した静岡県内では復旧が進み、3日午後8時現在の停電戸数は浜松市など県西部を中心に2万770戸まで減少した。中部電力によると、4日ごろに完全復旧の見通し。信号機が点灯しなくなった交差点で多数の交通事故が起きるなど、住民生活に大きな影響が出た。 静岡県警によると、3日午後4時現在、点灯していない信号機は約110基。1日午後の時点では約1800基に上った。信号機が点灯していない交差点での交通事故は3日午後3時半までに出合い頭の衝突など計87件発生した。 自宅がオール電化住宅で、3日朝まで停電した袋井市の大学職員、安永太地さん(28)は料理もできない状態だったという。「冷たいシャワーで体を洗い、ろうそくやキャンプ用ランタンを明かりにして過ごした。信号が消え、車の運転も怖かった」と話した。
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