西日本を襲った記録的な豪雨は、岡山、広島両県などに大雨特別警報が発表されてから13日で1週間となった。高温注意情報が出された被災地では住民や消防隊員、自衛隊員らが、今も町を埋め尽くす泥やがれきを片付ける作業に追われた。 大規模な浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区では13日、自衛隊によるごみの撤去が始まった。現地では水が引いて、住宅の片付け作業が続いているが、室内から運び出された家具や家電などのごみが日を追うごとに増えている。道路脇には、背丈ほどの高さにまで積まれたごみが、壁のように連なっていた。 この日、自衛隊員らは重機を使い、次々と大型トラックにごみを積んでいった。ただ、空いたスペースには住民がすぐに別のごみを出すため、また新たなごみの山ができる状態が続く。