溶岩が流出した霧島連山の新燃岳=宮崎、鹿児島県境付近で2018年3月9日午後5時30分、本社ヘリから津村豊和撮影 溶岩流を確認 活発な噴火活動が続く宮崎と鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)(1421メートル)で9日、火口北西側から溶岩が流れ出た。火砕流は確認されていない。午後4時ごろには2日ぶりに爆発的噴火があり、噴煙の高さは一連の噴火で最高となる約3200メートルまで上昇。大きな噴石が火口から約800メートル先まで飛んだ。 新燃岳の溶岩は安山岩質で、1986年に溶岩流で全島避難した三原山(東京)の玄武岩質より粘性が高く、流れは遅いという。