全国的にも珍しい昼の鵜飼で開幕した「木曽川うかい」=愛知県犬山市で2018年6月1日午後1時28分、兵藤公治撮影 全国的に珍しい昼の鵜飼(うかい)で知られる「木曽川うかい」が1日、愛知、岐阜県境を流れる木曽川で始まった。新緑が映える川面で伝統的なアユ漁が繰り広げられ、屋形船の観光客を魅了した。 晴天の下、かがり火をたいた鵜舟が上流から現れ、鵜匠が「ほーお」「ほーお」と独特な掛け声を出しながら約10本の手縄で巧…
日本が研究開発に参加するフランスの高速炉・アストリッド計画について、仏原子力・代替エネルギー庁(CEA)の担当者が1日、日本の高速炉開発を検討する経済産業省の会合に出席し、仏の計画規模を大幅縮小する方針を明らかにした。出力を当初予定の60万キロワットから10~20万キロワットに縮小するとし、高速炉の実用化も「緊急性はない」と指摘した。 日本は2016年に廃炉を決めた高速増殖原型炉「もんじゅ」(出力28万キロワット)の代わりに、原型炉の次段階の実証炉・アストリッドを当面の高速炉開発の柱に据えた。しかし出力が「もんじゅ」を下回るなら、多額の負担に見合った成果とならない可能性があり、日本の高速炉開発も見直しが迫られそうだ。
内閣府が今年度から5カ年で行う「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」第2期事業の12ある研究開発課題の責任者(PD)を公募したにもかかわらず、実際は事前に候補者を決めていた問題で、内閣府は1日、12課題のうち唯一再公募していた「光・量子技術基盤」のPDに、西田直人・東芝元執行役専務を選んだ。内閣府によると5人から応募があり、西田氏は事前に選ん…
厚生労働省は1日、2017年の人口動態統計を公表した。合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの数に相当)は前年より0.01ポイント低い1.43と、2年連続で低下した。出生率は05年に過去最低の1.26を記録後、緩やかな上昇傾向にあったが、1.4台前半で頭打ちとなっている様子がうかがえる。 一方、出生数は統計開始(1899年)以降で最少、死亡数は戦後最多となり、出生より死亡が多い「自然減」は11年連続で、減少幅は39万4373人と過去最大だった。 出生率について年代別に05年と比べると、20代が低下し、30代は大きく伸びている。30代での出産が一般化し、1人が産む子どもの数は大きく伸びにくくなっている。第1子出産時の女性の平均年齢は3年連続で同じ30.7歳で、厚労省は「晩産化傾向には歯止めがかかった」としている。
福島県二本松市や葛尾村など5市町村にまたがり、「天王山(てんのうさん)」とも呼び親しまれる日山(ひやま)(標高1057メートル)の山開きが3日、東京電力福島第1原発事故を経て8年ぶりに行われる。原発事故による周辺への避難指示が相次いで解除されたことから決まった。太平洋や東北の山々を一望でき、事故前は山開きに2000人以上が訪れた名山に、再び活気が戻りそうだ。【寺町六花】 日山は阿武隈高原中部県立自然公園に指定され、両市村と田村市、浪江町、川俣町の計6カ所に登山口がある。2000年には山頂から富士山が撮影され、01年に麓山(はやま)(二本松市、897メートル)に更新されるまで「富士山の見える最北の山」として知られた。福島市や郡山市など都市部から近く、日帰りでのハイキングなど手軽な登山が楽しめ、吾妻・安達太良連峰や磐梯山、栃木県の那須の山々、太平洋への眺望で県内外の…
筑波大付属視覚特別支援学校(東京都文京区)の生物室の机に、「動物B」の頭蓋骨(ずがいこつ)が6個並んだ。先週まで観察した「動物A」(コヨーテ)より一回り小ぶりだ。とはいえ、同じ種類の頭蓋骨が6個も並んでいるのは、なかなか壮観である。 骨の授業では、基本的に骨は生徒1人につき1個が準備されている。しかし、動物の頭蓋骨を集めるのは大変だ。生物を担当する武井洋子先生(56)は、常にインターネットのサイトや教材カタログに目を光らせている。だが、骨格標本はほとんどが海外製で、しかも手ごろな値段ではなかなか売っていない。たまたまいい骨を見つけても、予算申請が間に合わず、自腹で買ったこともあったらしい。 骨は時間がたつほどもろくなってくる。教材の骨の中には、約40年前にこの授業が始まったころからずっと使われている年代物もあり、全体的に黄色く変色していたり、外れた骨を針金で補修してあったり。生徒たちは授業
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