台風が過去最多ペースに迫る勢いで発生している。今年は台風20号が8月18日に発生し、20個に達する早さは統計の残る1951年以降、2番目。8月中旬には史上初めて台風が5日間連続で発生した。台風が生まれる海域の海面水温が平年より高いことに加え、台風と同じ反時計回りの渦を強める風が吹いていることが原因とみられる。 台風は、フィリピン沖など北西太平洋や南シナ海上にある最大風速34ノット(毎秒約17メートル)以上の熱帯低気圧。気象庁によると、今年は7月末までに平年を上回る12個が発生し、8月12~16日には5日連続で15~19号が発生。20号に達するのは71年の8月8日に次ぐ過去2番目の早さとなった。台風の発生数が最多だった年は67年の39個で、この年は8月25日に20号が発生した。