市民、医師の協力により若者の命を救った--。岐阜県関市洞戸の板取川で8月、名古屋市の高校3年の男子生徒(18)が溺れ、一時意識不明の重体となった水難事故で、岐阜大医学部付属病院が記者会見を開いた。現場に居合わせた人による救命措置や、ドクターヘリを活用した迅速な救命活動が、後遺症も残らない奇跡的な生還につながった。【沼田亮】 事故は8月22日午後2時35分ごろに発生。男子生徒が遊泳中に川で溺れ、水深4メートルの場所で沈んだ。近くの河川敷でバーベキューをしていた会社員男性3人で川底に沈んだ男子生徒を救出し、心臓マッサージを実施した。