世の中で一番気持ちのいい行為はアイボンだと思う。アイボンというのは小林製薬さんの商品で、専用のカップを使用することで目を直に洗浄できるという非常に優れたアイテムだ(医薬品です)。だけど僕の顔はこのアイボンのカップにフィットしないのだ。なぜだ、こんなに好きなのに。 やりきれない気持ちで新しい装置を作りました。 (安藤 昌教) 瞬きする間に逃げていく コンタクトレンズユーザーにとってアイボンは聖なる水だ。世界がアイボンで満ちていたらどんなにすばらしいだろうか(溺れても本望だとすら思う)。今日もひと時の快感を求めてアイボンのカップを目に押し付けるわけだが、なぜかいつもうまくいかないのだ。カップの中で目を3回くらいぱちくりさせるともうすべての液が頬を伝って流れていってしまう。いくらカップを目にしっかりと押し付けても同じだ。