テレビで「防ぎようがない」って嘆いている情報番組の司会者を見たのだけれど、何不自由なく暮らしている人が「朝起きたら、急に誰かを殺したくなった」ならばともかく、「出所後」に「家も仕事もなく自殺しようと思ったが死ねずに、死刑になろうと思って」起こした殺人事件が「防ぎようもない」って、いったいどれほどわかりやすいサインが出なければいけないのだろうか。 「申請がなかったから生活保護を支給できずに餓死してしまいました。しょうがないですね」って言うどこぞの生活保護行政と同じだ。そういう行政を日ごろマスコミは批判しているんじゃないの? そんな悲惨なケースを救えずに、タレントの親族の生活保護はけしからん、って。 「死刑になろうと思って」を文字通りの意味にとる人たちの素直さもよくわからない。だから「死にたいなら自分で死ね」と言ったどこかの首長は、幾重にもバカじゃなかろうかと思う。 みんな未来に向けて考えるこ