愛読しております日経新聞の夕刊(3日付)コラムを読んでかなり驚いた。この驚きは、感動とか言うものではなくて、「マジ?」という驚きである。経済・金融面は職業的な観点で読むので、「マジかよ」という驚きの記事があっても、そうなった経緯は大体推察ができる。しかし、普段はほのぼの読める文化面で理解不能のコラムを目にしたのは本当にびっくりした。 具体的には「プロムナード」というコラムである。フランス文学者の方が「最後の砦の陥落」と題して、わが国の文化衰退を嘆いていた。衰退メカニズムは以下の通り。 ・文学史に名を連ねる作家の少なからぬパーセンテージは医学部出身。森鴎外、斉藤茂吉、安陪公房など。 ・文学読者の相当数は医者およびその家族であった。 ・美術、音楽、古書、趣味・道楽の世界でも金儲けに関係ない多くは代々、医業を家業とする者とその家族によって支えられてきた厳然たる事実がある。 ・なぜなら、医者、特に
大阪市の橋下徹市長の文楽批判が止まらない。27日には「人形劇なのに(人形遣いの)顔が見えるのは腑に落ちない」、前日には人気作「曾根崎心中」を批判するなど、わずか観劇2回で、文楽の様式や作品内容にまで発言がエスカレート。文楽には、人形遣い個人の魅力を楽しむため江戸時代から顔をみせるようになった歴史がある。観客動員の努力不足などを指摘する橋下市長の発言に一定の理解を示す文楽関係者らも「勉強不足では」と不信感を募らせている。(亀岡典子) 橋下市長が国立文楽劇場(大阪市)で文楽を鑑賞したのは26日夜。その後、竹本源大夫さん(80)ら人間国宝の楽屋を表敬訪問した後の記者会見で、「『曾根崎心中』の脚本は昭和30年に作られたそうだが、ラストシーンがあっさりしすぎ。ファン獲得のために演出を考え直すべきだ」と批判。記者の「文楽のほとんどが江戸時代に作られた。それでも見直しが必要ですか」との質問に、橋下市長は
(前回から読む) 池上:さて、ここからは質疑応答の時間です。 まずは、ニコニコ生放送をご覧の方からの質問をお受けして、それから会場からの質問にお答えします。ああ、1万6000人もの方がご覧になっているそうで、コメント数も6000以上寄せられました。ありがとうございます。(会場拍手)。こうなると全ての質問に答えることはできませんが、時間の許す限りお答えしたいと思います。 「大学の教養の講義はつまらなくて何も学べないのでは?」 池上:最初は「現代の大学のほとんどの教養の講義からは何も生まれない、教養の授業はつまらないものだというと偏見を持っています」という方からの質問です。 「大学に於ける教養は大学の外にのみ存在するのではないでしょうか?」 いきなり辛口の質問ですね。桑子先生、いかがですか? 桑子:教養が大学の中にのみあるのではないのと同じように、教養が外にのみあるわけでもないでしょう。まず、
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