教皇選挙のことで、教皇の死後、15日~20日の間に開かれる。 選挙権は80歳未満の枢機卿で、定員は120人となっている。 会場は使徒宮殿内の、ミケランジェロの「最後の審判」で有名なシスティーナ礼拝堂である。 コンクラーベという言葉は、ラテン語に由来する。 ラテン語のクム(共に、一緒に、の意味)と、クラービス(鍵、キーの意味)が一つの語になっている。 直訳すれば、「鍵と共に」。なぜそういうのか。 ローマ時代の雄弁家キケロは、「秘密の場所、あるいは建物の立ち入り禁止の場所」を指して「コンクラーベ」と言っている。 教会では教皇選挙が行われる場所と選挙者の集団をさす。 コンクラーベという用語が教会に取り入れられたのは、1268年、イタリアのビテルボで行われた教皇選挙の時からというのが通説である。 教皇クレメンス4世はビテルボで没し、ここでコンクラーベが行われた。 有権者は18人