100年以上にわたって蓄積され受け継がれた近代集合住宅の歴史と技術がここに 日本におけるRC集合住宅の歴史も100年を超え、これまで親しまれてきた建物も解体建替が行われる状況です。集合住宅歴史展示棟では、昭和30年代の「公団住宅」のほか、建築史的に価値の高い同潤会アパートの住戸等を移築復元し、集合住宅技術の変遷をたどる展示を行っています。 展示移築建築物:蓮根団地・晴海高層アパート・多摩平団地・代官山アパート 昭和30年代の中層集合住宅・蓮根団地/2DK(55型) (昭和32年竣工) 日本住宅公団発足当時の代表的な住宅です。戦後の集合住宅の原型となったダイニングキッチンと二寝室をもつ住戸タイプは“2DK”と呼ばれ、公団住宅(当時)の代名詞になりました。ここでは、昭和32年に建設された板橋区の蓮根団地の住戸を復元展示しています。戦後住宅の重要なテーマであった“食寝分離”のプランです。 昭和3