「少女ファイト」に見る、「子供」、「少女」、そして「乙女」への成長 少女ファイト/日本橋ヨヲコ 2008年 04月 24日 バレーの名門・中高一貫の白雲山中学に所属している大石練(ねり)。三年生なのに補欠なのだが、隠しているその実力は部内でもトップクラス。小学校時代には全国大会で準優勝したチームのキャプテンだった程だが、彼女はある苦い記憶から、もう本気でバレーはやらず、友達も作らないと心に決めている。 けれど、チームメイトに怪我を負わせてしまった責任から練習試合に出ざるを得なくなってしまった練。久しぶりの試合に心浮き立ったからか、アクシデントからキャプテンと接触事故を起こしてしまい、自分の負った怪我と、キャプテンに怪我を負わしてしまった負い目でついに退部を決意する。 それでも彼女はバレーから逃げられない。別の高校に行き、一癖も二癖もある新たなチームメイトたちとバレーに取り組みながら、