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ブックマーク / mubou.seesaa.net (6)

  • ラピュタには何故自爆コマンドが用意されているのか: 不倒城

    バルスのことなんですけど。 大多数のネットユーザー諸兄はご存知かと思うが、バルスは天空の城ラピュタにおける「滅びの言葉」である。劇中ラストシーンにおいて、家伝の飛行石を手にしたシータとパズーが「バルス!」と叫ぶと、なんか飛行石がやたら光ってムスカさんが目が目が星人になったりラピュタがぶっ壊れたり、色々とエラいことになる。 「バルス=滅びの言葉」という図式の定着度・認知度はWeb上では恐ろしい程であり、ラピュタ放映時には実況板が「バルス!」の書き込みとAAで埋め尽くされるという。 まず考えなくてはいけないのは、このバルスという命令は一体何の為に用意されたAPIなのかということである。 ラピュタは人工物なので、当然設計者や開発者がいた筈である。そして彼らは、管理権限キーっぽい小さな飛行石に、複数のコマンドを用意している。「困った時のおまじない」であるとか、「滅びの言葉」がそれである。飛行石を身

  • 最近の魔法少女ものアニメからは、「かっこいい男の子」が欠落していると聞いた: 不倒城

    いや、奥様からの聞きかじりなんだけど。 奥様の話によると、 「セーラームーンとかの頃には重要な立ち位置だった、「かっこいい男の子」的なキャラクターが、たとえばプリキュアみたいな最近の魔法少女ものには存在しなくって、それが自分くらいの世代には結構不思議」 なんだそうだ。つまり、男の子との恋愛というのは、魔法少女ものの根っことしての「少女漫画」としては重要なテーマだったのに、最近の魔法少女ものでは既にそれが必要とされていない、ということだろうか。 ほへえと思ったのだが、私は魔法少女もの、あるいは魔法少女戦隊ものには全く知識を持っていないので、ちょっと調べてみた。多分既出議論なのだろうが知ったことではない。 何も知らないことについては、取り敢えずWikipediaに頼るのが情報弱者としての正しいあり方である。 Wikipedia:魔法少女 まず、件のセーラームーン。放送開始は1992年。魔法少女

  • 一番面白い時に漫画を終わらせることが出来れば、それはなんと幸せなことだろうか。: 不倒城

    ちょっと思ったこと。 『北斗の拳』を全巻読んだのだけど…… 明らかに、テンションが激落ちしている感は否めない。同じ武論尊名義での『HEAT』も、後半のテンションがかなりひどかったけれど、そういうところに「連載漫画」の難しさを感じてしまった。漫画をどこで終わらせるのかについては、いろいろあるんだろう。「人気があるうちは連載を終わらせない」みたいな大人の事情的なものが。あらゆる連載漫画において、ネタは必ずどこかで尽きる。これは、「人間は必ず死ぬ」という言葉と同じくらいの絶対的な宿命である。 勿論ネタの尽き方には色々あるし、漫画のジャンルによってもネタの尽き方は全然変わってくる。ストーリー漫画の場合、多くの例において「作者が以前から構想していた展開」が結末を迎える時が「ネタの尽きる時」だ。 直接知っている例がそんなにある訳ではないが、ストーリー漫画漫画家さんは、大体の場合大雑把な「最終回までの

  • エロゲーを漫画化したりしなかったりする時の話。: 不倒城

  • ある漫画雑誌編集者さんから愚痴を聞いた話。: 不倒城

    ちょっと気になることがあったので、許可を受けてメモ書きする。 以下、とある少年漫画雑誌の編集者さんの愚痴。 漫画の展開に関する「企画書」が送られてくることは結構頻繁にある、という。読者からである。 企画書というのは読んで字の如くで。通常のアンケートの様な内容を遥かに越えて、「○○はどうすれば面白くなる」「こういう展開にすると面白い」といった「企画」を、編集部に送りつけてくる読者さんがしばしばいる、という話なのである。 単なる他愛ない中二病かというと、まあ99.4%くらいはそうなんだろうと思う。とはいえレベルは案外天から地まであり、どこからどう見てもノートの裏表紙の落書き、というレベルのものもあれば、実はよその出版社の編集者なんじゃねえか、と思うくらい体裁の整ったものも稀にあるという。 どんなものであれ、殆どはその作品への愛から書かれたものだろうし、参考になることも(極めて稀に)あるので、基

  • 作家心理と、ファンレター。: 不倒城

    日記混じり。特に結論が出るよーな話ではない。 なんか久々に、知人の編集者さんに愚痴られた。昔お世話になったことのある方で、「ゴールデンウィークって何ですか」仲間でもある。 話はファンレターのことだった。 出版社によってやり方は色々違うのかも知れないが、彼は自分が担当することになった作家さんに、まず聞くのだそうである。「ネガティブな内容のファンレターは、そのまんま渡しますか、止めますか」 この場合、作家さんは2×2の4パターンに分類出来るそうだ。その一、「渡してくれ」と言う人と、「見たくないから止めてくれ」と言う人。その二、ネガティブなファンレターを渡されて、プラスの影響が出る人、マイナスの影響が出る人。 最初から「止めてくれ」と言う人に関しては、自分が分かっている人だから安心出来る、という。問題なのは「ネガティブな内容でも自分の糧になるから渡してくれ」という人で、かつ実際にはそれを読んでマ

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